みお

深澪

見ること、包まれること、育つこと──

静寂と詩情の中に問いを投げかけるビジュアル・ポエット。

みおは、写真と絵画の境界線を溶かすような質感で、詩的かつ哲学的な世界観を構築するアーティスト。貝、眼球、真珠、植物、水、魚などの自然モチーフを重ね合わせ、まるで夢の断片を封じ込めたようなヴィジュアルを創出しています。

シュルレアリスムに通じるコンセプチュアルな構成と、現代的なフォト・コラージュ的手法を融合させ、現実には存在しえないイメージを現実以上にリアルに見せる──それがみおの表現の核です。

カラーは、グリーンやブルー、グレーを基調とした寒色系。時折差し込む淡い光が、全体に「透明感」や「夢幻感」を加えています。

さらに、ぼかしやレイヤー処理による奥行きと半透明の質感が、「内側からの視線」や「内面世界」を感じさせる仕掛けに。

作品全体は静かで詩的ながら、眼球が貝に包まれていたり、水槽に植物が生えていたりと、どこか不穏で異質なモチーフ構成が見る者の心を揺さぶります。

それはまるで、「美しさ」と「違和感」、「静けさ」と「問い」を同時に抱えた、沈黙のビジュアル詩。

みおの作品は、“意味の再構築”という知的実験でありながら、感覚と記憶に訴えかけるアートの核心に触れる体験となっています。

コレクション: みお / Mio